グリーンバック撮影を編集する方法

田中摩子 updated on 2022-03-24 19:28:19
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グリーンバック撮影

グリーンバックを活用したクロマキー合成は、特殊撮影と呼ばれる撮影方法です。クロマ(色)から特定の色の一部だけ透明にして、そこに別の映像を合成する技術がクロマキー合成というのですが、こういった手のかかる撮影は昔は撮影所でしかできないものでした。しかし今はパソコン一つで、特殊撮影を行うことができます。ここでは誰でも簡単にクロマキー合成ができる、動画編集ソフトについて説明していきます。

グリーンバックとは?

グリーンバックとは背景合成の際に人物や物だけを取り出すために、背景に置かれるグリーンの布または紙のことです。合成したいものや人物をグリーンバックの前に置いて撮影することで、撮影した被写体を別の場所に後で合成することができます。グリーンバックを使えば室内で撮ったものを、屋外で撮影したように見せられるでしょう。最近ではSNSでの動画配信やオンライン会議などで、自室の様子が見えないように背景を合成をする等の使われ方も増えています。

合成にグリーンが使われるのは、肌の色としてよく使われる黄色や赤色と補色関係になっていることが理由となっているのでしょう。補色関係にある場合色が交わらないので、背景として切り出しやすくなるのです。グリーンバックの他にブルーバックが使われることもありますが、グリーンバックと同じ理由で使われています。撮影時の被写体との色味や明るさごとに、ふさわしいものを選ぶといいでしょう。


Part1:合成用素材の撮影方法

クロマキー合成を行う際には、以下の3つのものが必要になってきます。その3つとはグリーンバック(ブルーバック)・設置型のスタンド・LED照明です。ここでは大まかな合成の手順を説明するので、一つ一つ確認して行きましょう。

グリーンバックの準備

グリーンバックのサイズは移す範囲によって変わってきますから、背景のサイズは事前に測っておきましょう。高さの調整が細かくできるように、固定できる設置スタンドが必要になります。光の反射具合にムラができると、合成をする時に不自然になるのでLEDを使いましょう。準備が整ったら、さっそくクロマキー合成に挑戦して下さい。ここでは簡単に、やり方を紹介していきます。一つ一つの注意点もチェックしながら、撮影を進めていきましょう。

グリーンバックの前での撮影

被写体の撮影はグリーンバックの前で行います。人物でも物であっても、背景の中心に被写体が来るように配置しましょう。グリーンバックはピンと張っておくとうまく撮影ができるようになるでしょう。

背景の選択

グリーンバックの撮影が終わった後は合成する背景を選んで下さい。合成ソフトを使う場合は、ソフト内にあるバーチャル背景から選ぶこともできます。自分の用意した好きな写真から選択する事も可能です。最近ではオンライン会議や飲み会用の背景セットも、無調で配布されています。合成したい素材を、パソコンに取り込んだら準備は完了です。

ソフトを使って合成

撮影した被写体の映像と背景の写真をパソコンに取り込んだら、ソフトを使って素材を合成しましょう。この過程を慎重に行うことで、完成した映像がきれいに見えるようになります。以上で合成素材の撮影過程はすべて終了です。

Part2:合成用素材の撮影方法

クロマキー合成する簡単な方法としては、Filmoraという動画編集ソフトを使うと便利です。他のクロマキー合成のできる編集用のソフトを用意すると、費用が余計にかかってしまうのでその点でもFilmoraはおすすめです。

最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)

video merger
  •  トランジション、分割、クロップ、動画の回転、スピード調整、クロマキー合成
  •  エフェクト・エレメント・トランジッション・タイトル・テキスト・BGM
  •  キーフレーム、モーショングトラック、オーディオダッキング、カラーマッチ
  •  ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
Windows版ダウンロード  Mac版ダウンロード

特徴:Filmoraは有料の動画編集ソフトですが、無料版も出ており操作性はどちらも優れています。直感的に編集できることが特徴で、特別な知識を持たなくても誰でも簡単に使用することができるでしょう。

クロマキー合成の撮影

ここではクロマキー合成をFilmoraを使って行う方法を確認して行きます。

Step1.やらなくてはならないことは、Filmora上で動画オーバーレイを撮影することです。撮影し終えたら新しいプロジェクトを選択しましょう。

Step2.背景の動画や画像・グリーンスクリーンのクリップをメディアライブラリ上にインポートします。

Step3.背景クリップをタイムラインの動画トラック上に置いて、グリーンスクリーン上のクリップを別のトラックにドラッグしましょう。クロマキー合成したものをタイムラインに追加したらグリーンスクリーン上のクリップをダブルクリックして下さい。

Step4.編集ウインドウが表示されたらクロマキーの横のボックスにチェックを入れます。その後はカラーを選択して、背景の色を調整して下さい。スライダーを利用すれば簡単に微調整することができます。結果をプレビューしたら保存しましょう。

このようにFilmoraを利用すれば誰でも簡単にクロマキー合成動画を作ることができます。やり方次第では素人でも面白い動画を作ることもできるので色々と挑戦してみるといいでしょう。クロマキーの素材はネット上に置いてあるので、ダウンロードして自分だけの映像を作ることができます。

グリーンバックまとめ

昔は難しかった特殊撮影も、今ではパソコン一つあれば誰でも簡単に撮影・編集をすることができます。Filmoraなら有料版だけでなく無料版も配布されているので、誰でも気軽に動画の編集を行うことができるでしょう。動画を取る際はグリーンバックに被写体の中心が来るように注意して、光が全体に行き渡るようにすると不自然にならないですみます。

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よくあるご質問
Wondershare IDを作成する方法
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2. メールアドレスとパスワードを入力します。Wondershare IDを新規する前に、プライバシーポリシーとエンドユーザー使用許諾契約書を確認してください。作成したアカウントでログインした状態になります。 詳しく見る >>
方法1:Filmoraからログイン  詳しく見る >>
方法2:Filmstock公式サイトよりログイン  詳しく見る >>
大変恐れ入りますが、既に体験版で出力された動画の透かしは消せませんので、ご了承のほどよろしくお願いいたします。また、体験版で作成した動画を透かしなしで出力するには、弊社ソフトの有料版を購入して頂く必要がございます。