iOS11のHEICへの変更について

Nov 07,2017 • Filed to: iOS11 • Proven solutions

iOSが変更となるたびに、小規模ながら様々な機能が改良され変更されてきました。そのなかで、画像や動画コーデックのHEICへの変更という大規模改変が、最新のOSであるiOS11でおこなわれることになりました。標準設定が変更となった画像や動画のコーデック形式は、OSのアップデートを行うことで変更されることになります。一方で、iPhone7より前のモデルでは内蔵されているチップのバージョンによってHEICへの変更は行われないため、対象となるのはiPhone7から新しいモデルのスマートフォンやタブレット端末になります。

HEICとは

撮影した画像の拡張子はHEICとなっており、これはHEVCエンコーダで撮影されたときにのみHEIC形式として保存されることになります。動画の新しいコーデック形式のHEVCの拡張子は、かつてのコーデック形式であったMP4などと同様であるため、ソフトウェアを確認するためにはヘッダー機能そのものを確認する必要があります。HEIC形式で保存されたとしても、写真アプリなどでシェアをする場合はその場でiPhone本体の内部でJPEG形式に変換されるようになっているため、通常の写真のシェアや投稿といったものに関して使用する場合は今まで通りであるという点が特徴的と言えます。ただし、HEIC形式の拡張子を端末で再生するためには、その端末もiOS11へとアップデートしておく必要があり、そのため従来のOSでアップデートが打ち止めとなる古い機種の場合はHEIC形式の写真画像は閲覧できないということを考慮しておく必要があるでしょう。

HEICの特徴

新しく変更と追加となったHEICの特徴としては、容量管理の見直しによって端末で撮影した写真画像や動画をより効率良く処理し、容量の軽減につなげているという点にあります。これまで長期間使用されてきたコーデック形式であるJPEGとの互換性はなく、今回のアップデートで変更となった動画コーデック形式のHEVCの画像タイプのものというイメージが最も当てはまるものになります。同じコンディションで撮影した画像でも、その容量はかつてのコーデック形式のJPEGと比べて約半分となっており、端末に保存できる写真の枚数が増加するというメリットがあります。

iOS11にアップデートされた際に、写真などの画像の情報セキュリティもアップデートされることになりました。写真画像をシェアや投稿する場合、本体内部でJPEGに変更されますが、そのたびごとに生成されるデータのハッシュ値が毎回異なるよう設定されています。そのため共有の公式でないネット上のデータ保管庫などに保存するというのは難しくなる一方で、データを抽出されにくいというメリットをもつようになりました。

対象機種

HEIC形式となる端末は、iOS11へ変更できる機種が対象になります。現在ではiPhone7シリーズ、iPadProシリーズ、iPhone8シリーズ、そして最新機種であるiPhoneXがその対象となります。また、これから販売される新機種に関しては、デフォルトでiOS11がインストールされた状態で販売されることになります。まだ互換性が完璧でないことから、HEIC系式から従来の画像形式に戻す方法が用意されています。設定アプリを起動し、カメラ、フォーマットへとページを進んでいき、設定されている高効率から互換性重視に変更することで、従来のコーデック形式で保存されるようになります。互換性重視に戻す際に、機種によっては高解像度の動画を撮影することができなくなるという案内が表示されますが、写真撮影などは従来通りの解像度で行うことができます。

まとめとして、HEICコーデック形式は容量とセキュリティに関して効率を向上させたものとしてこれから普及していく形式となっています。一方で互換性の問題もあるため、まだ従来のコーデック形式で保存できるよう配慮がされています。

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